■幡谷郷倉
史跡・文化財
 郷倉は飢饉に備え穀物を貯えておく倉である。徳川の世、天明の時代(1700)には年々、天災が続き、食に事欠く有様で餓死者が続出した。幕府はその後、食糧貯蔵の命を出し、各村之に郷倉の設置をさせ、貯蔵に適した麦、稗を一定量貯えることとした。片品では代官の命で文化8年(1811)各村々に一棟が建てられている。一倉に十石ほどであったという。現存しているのは村内では、幡谷と越本の二棟である。

◆所在地:片品村幡谷
◆管理者:幡谷組長
◆指定年月日:平成 3年 3月22日 片品村重要文化財