■大圓寺の間引きの絵額
史跡・文化財
 大円寺には「間引きの額」という珍しい絵額がある。この絵の原画は楽誉上人但雄大和尚。これを藤常富という画人が写している。文化6年(1823)の作で、当時は風水害などの天災で生活が苦しく飢えていたので、子が生まれると産婆の手で間引きという嬰児を殺す残酷な風習があった。これを止める意図で描かれたのがこの絵画である。

◆所在地:片品村土出
◆管理者:竹内芳昭
◆指定年月日:平成 1年 2月22日 片品村重要文化財