■武尊神社本殿
史跡・文化財
 この神社は保高明神又は保鷹明神ともいわれ、利根地方の武尊神社の総鎮守である。祭神は穂高見命、その後日本武尊東征の古事の史歴により尊も祭神として合祀された。明治41年神社統合があり村内の各社28社が合祀されている。神社発祥はその昔の山岳信仰にあり、神宿る山として武尊山の信仰と山伏修験道場としての意も加わっている。この神社の御神体は黄金の御幣で、毎年行われる奇祭に、猿追い祭りがある。この祭はその昔武尊山に白毛の大猿が住み村人を苦しめていたので、武尊様に願いこれを退治したことからはじまった。旧暦九月の中の申の日に行われる。

◆所在地:片品村花咲字山崎
◆管理者:武尊神社 氏子
◆指定年月日:昭和51年 7月16日 片品村重要文化財