■稲荷抱えのイチイ
史跡・文化財
 上小川集落の中央あたりに、大きく繁ったイチイの木がある。樹齢百年をこえ、目通り3.5m、樹高12m美しい樹形をしている。
この木の根元に、星家のお稲荷様の石宮があった。このお稲荷様の御神木がこのイチイである。
 星家では大切にして残してきていたイチイが、石宮を抱き込み、石宮がとれなくなってしまったのである。
 そこで新しく傍にお稲荷様を建て祀ることになった。
 イチイはその材質の優美さから神の木として、神主の笏を作る材として、木の中の第一位というところからこの名がつけられたという。

◆所在地:片品村東小川上小川
◆管理者:星 周一
◆指定年月日:平成1年2月22日 片品村天然記念物