■しばぎわのシナノキ
史跡・文化財
 栃久保集落の西、道端に大きな木の姿がみられる。樹種は「シナノキ」、春にはハート型の葉をつけ初夏香りのある淡黄色の花をつけおもしろい形の実がなる。小球に羽根がついていて、散る時にクルクルとまわって遠くまで飛ぶ。このシナノキの語源はアイヌ語の「結ぶ」という語から出ていて、この木の皮をとりその繊維をより合わせ布地にしたりひもに編んだりするシナダ織りという。この木がこれほどの大木になるのは珍しい。

◆所在地:片品村花咲字栃久保
◆指定年月日:平成 2年 9月25日 群馬県指定天然記念物
◆大きさ:根元の周囲約4.6m 樹高17m
◆交通: JR沼田駅からバス80分で片品村花咲へ、
花咲から1.5kmバス等運行なし。
関越自動車道沼田IC〜車60分
◆管理者:佐藤郁夫