■生枝の獅子舞
郷土芸能
 沼田城主真田伊賀守より鬼門除けとして三面の獅子頭を賜ったことに始まるといわれ、当初より沼田町の祇園祭には必ず大手前で舞ったという。舞方・楽方ともに黒紋付きを付け、袴・白足袋に一本差しと威儀を正し、沼田須賀神社に参り、獅子舞の神事を奉り、沼田祇園祭典開きとする例であったという。生枝地区の長子相伝の秘技として伝承され、一時期中断されていたが、昭和52年に復興し、現在は若者が引き継いで伝統を守っている。舞の曲目は庭神楽・笹掛り(初座)・庭見(後座)とに分かれている。

◆保存地:沼田市白沢町生枝
◆保存者:生枝獅子舞保存会
◆問い合わせ: 沼田市白沢町教育支所
電話 0278-53-2291