■平出歌舞伎
郷土芸能
 江戸時代中期、約250年程前から伝わる地芝居又は農村歌舞伎の流れを受けている。地芝居は、単なる娯楽としてではなく、村の生活と密着した民俗の中に取り込まれ、信仰・祭礼と結びついて行われることが多かった。
  平出の歌舞伎も地域の祭礼と深く結びつき行われていた。戦争により一時は衰退し活動が行われなくなったが、昭和24年熱心な地域の古老達によって復活された。その後、平出地区で農業を営む人々を中心に保存会が結成され、地域の伝統芸能として引き継がれてきた。農村歌舞伎の代表的な「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」「絵本太閤記」等を村や地域で公演することによって、農村歌舞伎の伝統を継承している。

◆保存地:沼田市白沢町平出
◆保存者:平出歌舞伎保存会
◆問い合わせ: 沼田市白沢町教育支所
電話 0278-53-2291