■川場村

 川場村は群馬県の北部、武尊山の南麓に位置する小さな農村です。村の面積は、85・29kuで、総面積の88%が山林原野です。「川場」の名の通り、村内には、沖武尊から落ちる本沢、尾根、前山から落ちてくる無数の沢が集まって川となり、薄根川、桜川、溝又川、田沢川など、多くの川が流れています。
 川場村は世田谷区と都市と農村の交流を推進してきました。(昭和56年に世田谷区との区民健康村相互協力協定締結)今日では、健康村施設が整備され、様々な交流事業が行われ、『縁組』もすっかり定着しています。
 川場村の米は「献上米」になるほどの、知る人ぞ知る美味しいお米です。平成17年、64年ぶりに天神地区で「献穀祭」が行われ、県知事もお越しになりました。地区住民が一体となって取り組んだこのイベントは、川場産米のPRに一役買いました。生産量が少なく、村外に流通することがほとんどなかった幻の米は「雪ほたか」(コシヒカリ)として流通を開始しています。
 川場村には、電車も国道もありません。しかし、豊かな自然、純朴な田園風景の広がる、景観の素晴らしい場所です。武尊の雪解け水などの名水を求めて、遠方から足を運ばれる方も多くいらっしゃいます。この何にもかえがたい清らかな水と自然の中で作った野菜・果物は本当においしいものばかりです。「田園理想郷」川場村へのお越しをお待ちしています。