■小高神社神楽殿
社寺・観音
 明治初年、糸井出身の見城駒吉は東京歌舞伎役者・尾上菊五郎の門下に入り、尾上扇之助と名乗り有名な役者となりました。その後、帰郷したので、村民の師事するものが多く地芝居が盛んに行われました。舞台は、小高神社の神楽殿で、「セリ出シ」、「セリ込み」、「ヒラキ」、「天井ツリ」、その他全部どの段にも不自由ないよう大道具、小道具があったといわれます。
 木造、瓦葺きで、表の梁には唐草模様の彫り物があり、製作年代は不明ですが、造りが貝野瀬武尊神社舞殿によく似ているため、江戸時代末期の文化・文政年間ではないかと推定されます。
 間口 11.50m、奥行 6.80m

◆所在地:昭和村糸井
◆所有者:糸井区
◆指定年月日:平成10年6月5日 村指定重要文化財