■武尊神社のイチョウ
史跡・文化財
 集落から少し離れた東に神社が二つ並んでいる。天王様と武尊神社で、ここに諏訪神社が合祀されている。武尊神社は花咲の神社を元社とするこの地の氏神様である。
 諏訪神社は長野県の諏訪大社を元社として、祭神は建御名方命、八坂刀売命で、狩猟、農耕の神である。この神社の境内には大きなイチョウの木がそびえている。根回り4m、樹高18.5m、樹齢は百年を越える大樹で、この境内につづく地に昔は武尊根小学校が建てられていた。ここで学ぶ子ども達が、このイチョウの葉や実を集め遊びや学習にはげんでいたものである。イチョウには雌雄がありこのイチョウは雌樹で、俗に銀杏という実をつける木である。

◆所在地:片品村摺渕
◆管理者:摺渕組長
◆指定年月日:平成 1年 2月22日 片品村天然記念物