東小川の小学校分校跡地の東に、素晴らしいヒノキの大木がそびえている。その根元に小さな熊野宮があり、この木はそのお宮の御神木として、この地の宮田氏のご先祖が、熊野大社本宮を参拝した時、一家の繁栄を願って植えたものと伝えられる。 目通り3.2m、樹高24m、片品村随一のヒノキである。 これまでに、時には切られそうになりながらも神木として残されてきたものである。ヒノキは建築材では最高の良材であり、材質の固い事から昔はこの木をこすり合わせて火をおこしたことから「火の木」の意をもつという。