■大御堂観世音立像
史跡・文化財
 この観音様は立像で、ヒノキの一本作りである。高さ107cm舟形光背を配し、蓮台にのせてある。作は文明18年(1486)足利時代、作者は「和泉」とあり昔は美しい彩色がなされていたが今は下地の白が出ている。立像は素朴な作りながら、こまかい所に優れた彫刻技術が見られる。
  この観音様は群馬県重要文化財の指定を受けている。利根観音巡りの31番札所で「わかれては、またおうみ堂いつの世に、去らず来らぬ身となりぬべき」の御詠歌が残されている。

◆所在地:片品村東小川字上小川
◆管理者:片品村東小川
◆指定年月日:昭和48年12月24日 群馬県重要文化財